フェレットの歴史①
フェレットって、今までどんな風に人間と関わってきたのかな?というのが今回のテーマ。
まずフェレットの先祖としては、主にヨーロッパケナガイタチ(European Polecat)とか、ステップケナガイタチ(Steppe Polecat)で、人間に飼いならされたのは約2,500年前だそうで、最初はエジプト人が飼いならしたんじゃないか、と言われてます。
↑ヨーロッパケナガイタチ。フムフム、確かにフェレットに似ている・・・
どうして飼いならされることになったのか?はいまだにわかっていないみたい。でも、理由としてはこれかな?と考えられているのは、狩猟目的です。狩猟目的と言っても、フェレットをハントするわけじゃなくて、ウサギなんかの狩猟のお供に使われたみたいです。フェレットは穴が大好き!ってことで、穴にいるウサギを追い出して、狩りをする、ってわけです。そして狩りにはアルビノのフェレットが活躍してるみたいです。何せ目立つのでw ちなみに今でもヨーロッパとかでは続いてます、これ。
そして、長い歴史の中で、フェレットは他にもいろんな仕事をしてきました。有名なのは、配管のお掃除。こちらもやっぱり穴に入っていく習性を使って、フェレットに紐を括り付ける→配管の入り口から出口までフェレットを歩かせて紐を引っ張る→後で紐にブラシをつけて掃除する、って流れ。
あとは、ケーブルを通すお仕事なんかもしていたみたいです。エンターテイメントビジネスの中で。
※まったくの余談ですけど、フェレットの集団は英語で”ビジネス(Business)”って言います。
ロンドンオリンピックの時の配線工事とか、ダイアナ妃の結婚式のブロードキャストの為のテレビケーブル通しなんかも、フェレットが活躍してました!そして飛行機で有名なBOEINGも、機内のケーブルを通すのにフェレットを使っていたことも知られています。今ではロボットがやってくれますけど、昔はさぞかし重宝されたんでしょうね。とは言え、フェレットって気まぐれなので、配管の中で途中で寝ちゃったり、工事が進まなかったことも多かった様子。
きっと配管の中でこんな感じだったんでしょうw
でも、まぁ、BUSINESSに向ている生き物だったんでしょうね。うちの御子達は、お仕事はな~んにもしてくれませんけど・・・。
さて、今回は野生→飼いならされる→お仕事する、までご紹介しました。
次回はペットとしてのフェレットの歴史について触れていきたいと思います。
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